有限会社福本工務店

丁寧に、かつ慎重に・・・。

 

 

建替え(新築)ではなく、傷んだ部分を改修する工事なので、

部材の傷み具合や構造を入念にチェックしながらの解体作業です。

 

 

▲H19年11月　山門解体

再現するために・・・

 

 

解体材をそのまま再現して、部材の傷みや腐れの状況のチェックをするために部材ごとに分け、当社作業場まで搬出。

 

 

 

▲解体部材を種類別に仮り置き。

屋根骨組み部の再現

 

 

既設材のまま再現し、部材の取替えの是非をお寺の役員様方に検討して頂きました。

「取替え」あるいは「修繕」と決定した部材から順次、作業を進めてまいります。

▲当社作業場にて再現

350年の重み・・・

 

 

山門の扉。風雨にさらされながらもご本堂を守り続けること350年。

木材の丈夫さ、年月と共に重ねた木の深い味わい、感銘します。



▲山門扉。現況。

タルキの取替え

 

 

タルキの取替え他修繕の一部が施されました。

まぶしいくらいに新設材の白さが際立ちます。

破風板の取替え?修繕?等々、役員様からのご指示を待って次の作業へと続きます。

▲第一次修復作業を終えて・・・。

破風板取替え

 

いよいよ本堂の改修工事も大詰めを迎え、山門の改修工事も再開しました。

まずは、破風板が新材に取替えられます。

山門の屋根部分の骨組みを仮組みした状態で、部材の差し替えや屋根瓦葺きの検討等を一通り終了。(H20.7月末)

仮組みは一旦解体され、山門の柱の加工に取り掛かっています。(H20.8.中旬)

  

▲第二次修復工事開始。

　平成20年7月2日～　

　　　破風板の加工

旧幼稚園舎、外部便所等改修工事

 

 

本堂の屋根葺き替え工事が完了（他社様施工）し、本堂以外の各施設の改修工事にも着手させていただきました。

旧幼稚園舎や外部便所の改修工事の真っ最中です。

 

山門改修工事の方も、作業場にて材料の加工中。並行して作業は進んでいます。

▲旧幼稚園舎の改修工事　H20.8月

山門柱建て・上棟へ

 

 

本堂の大規模改修工事もほぼ終了し、いよいよ山門が約一年ぶりに元の位置に再建されます。

老朽した材料は新材に取替えられ、旧材の状態の良いものは洗って使用させていただく事となりました。

▲H20年9月20日

山門　屋根野地工事進行中

 

 

慎重且つ丁寧に野地作業を進めています。

次の屋根の葺き替えは何年後のことでしょう・・・?

長持ちしますよう職人一同精魂込めて作業にあたります。


▲H20年10月1日

山門屋根瓦葺き完了

 

 

屋根瓦が乗ると、柱と野地だけの頃とは違い、一段と重厚感が加わりました。

次は脇塀の工事に取り掛かります。


 

▲H20年11月4日

脇塀瓦葺き

 

 

門の両側の脇塀も瓦葺きを施します。

続いて、山門の左官工、建具取付、塗装工を経ていよいよ完成となります。

 

また、境内の各所(中庭等)も最後の整地工事にとりかかり、11月末の完成に向け作業は順調に進んでいます。


▲H20年11月10日   

脇塀の白さが際立ち・・・

 

 

上(着工前)の写真と比べてください。

一年余ぶりにリニューアルです。

たいへん荘厳でかつ美しい山門に生まれ変わりました。

参道の舗装工事及び各所最終調整作業へと進んでいます。

 

▲H20.11.末日

山門及び境内各所改修工事　竣工

 

 

1年余りの時を経て、約350年の傷みを修復し見事に再生した山門の姿はいかがでしょう!?

次の修復は果たして何年後に施されるのでしょう・・・?





▲H20年12月12日